
60年に一度の丑年・丑月・丑日・丑刻参り@貴船神社
みなさん、丑の刻(うしのこく)参りというと、どんなイメージですか? 丑三つ時の暗闇の中、白装束にろうそくを額に巻き、木に五寸釘でわら人形を打つ、、そんなイメージでしょうか、、かくいう私もそんなイメージを持つひとりでした。 しかし、本来の意味は全く逆で、心願成就の祈りの参拝だったようです。 その由来ですが、、 遙か昔、丑の年、丑の月、丑の日、丑の刻に貴船大神が天下万民救済のために、仏国童子(牛鬼)を儒者として貴船山中腹の鏡岩に降臨したことが由来のようです。そのため貴船神社は丑の刻参りで有名な神社として知られることになります。 ではなぜ、それが怨念の象徴事のように変化したのか、、、 『平家物語』の中に収録されている「剣巻(つるぎのまき)」には「宇治の橘姫」についての記述があり、そこには男に裏切られ、恨みをいただく橘姫が7日間貴船神社にこもり、「貴船大明神よ、私を鬼神に変えてください。殺したい女がいるのです。」と祈りました。哀れに思った貴船明神は、「鬼になりたければ、姿を変えて、宇治川に21日間浸かりなさい。」と告げ、そのお告げ通り、21日間宇治川に浸