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熊野三山リトリートツアー、無事終了しました♪~2日目~


熊野古道近くの無料駐車場に停めて、そこから歩いて向かいます。立派な八咫烏のモニュメント。

ちなみに八咫烏といえば、サッカー協会のシンボルで有名ですが、なぜサッカー?と思われた方、

それは日本にサッカーを取り入れたといわれる中村覚之助という人が、那智勝浦の出身だからだそうですよ。 

そこからほどなくして、大門坂の入口に到着。橋を渡ると振ヶ瀬橋(ふりがせばし)という小さな橋がありますが、そこが俗界と聖域の境界線。そこから先はまさに神への巡礼の道となります。

世界遺産にも登録されている熊野古道。古道はいくつかありますが、ここは熊野古道を代表する景色でも知られますよね。大門坂から那知大社へ続く約600メートルほどの道です。道といってもほぼ石畳の階段が267段続き、その高低差は100メートルあるので、なにげにじわじわジャブを打たれるように足にきいてきます(笑)

樹齢800年といわれる夫婦杉がある入口からスタートして、だいたい30~45分くらいでしょうか、、

杉並木に囲まれ、ゼーゼー言いながらも、森林浴しながらとても癒やされながらのぼりました。


さて、古道のゴールがみえて一安心、、ではなく、ここからさらに階段が続きます。その数467段!

完全に修業ですね(笑)。さあ、ここから頑張って登りますよ~


一の鳥居が見えたらもうすぐです(左上が社殿です)

那知那知大社に到着~。ご祭神は夫須美神(ふすみのかみ/いざなみのみこと)と言われています。

神武天皇を無事奈良まで送り届けというヤタガラスをお祀りする「御縣彦者(みあがたひこしゃ)」も左手にあります。そのほか樹齢850年といわれる大楠の胎内くぐりなども、、。

そして那知といえば、この三重塔と滝のコラボ!(お写真は参加者さんからお借りしました)

朱色の建物と自然の滝とのコラボのこの絵は、本当に絶景です✨

隣の青岸渡寺(せいがんとじ)は天台宗のお寺で、西国33カ所の第一札所です。ご本尊は如意輪観世音菩薩様。観音様は33のお姿に変わって民衆の前に現れて救ってくださる、、ということで、一般の人も33カ所巡ってその御利益にあやかったのだそう。

さて、そこから三重の塔の下の坂道を下り、飛瀧(ひろう)神社に向かいます。ちなみに三重の塔には飛瀧権現の本地仏(ほんじぶつ)の「千手観音菩薩」、本宮大社の本地仏(ほんじぶつ)の「阿弥陀如来像」、そして不動明王像がお祀りされています。この3階からも滝が目の前に見えますよ~

そしてここから坂道や階段をくだって飛瀧神社へ…… なんといっても熊野三山で個人的に2番目に好きなスポットです(笑)

落差133メートルの那智の滝!日本三大名瀑のひとつで、滝の落差は日本一です。ご神体は大己貴命(おおなむちのみこと)。「源平栄衰記」によると、龍神が「如意宝珠一顆」「水精の念珠一連」「九穴の鮑貝一つ」を献上したとあり、時の花山法皇がこの滝壺にその「九穴の鮑(くけつのあわび)」を埋めたとされています。そのことから、この滝の水には延命長寿の霊力が宿ったとされ、現在も「延命長寿の水」として人気になっています。

ちなみにお1人300円の参入料を払うと、滝に一番近いお瀧拝所舞台(写真)で目の前で見ることができ、さらにさきほどの延命水といわれた滝壺の水を飲んだり汲んで帰ることもできますよ!

そして熊野三山最後の参拝場所は「熊野本宮大社」。個人的にも1番好きで思い入れのある場所です。

初めて訪れたのはかれこれ15.6年前。熊野が世界遺産に登録されて間もなかったころ、、参道の階段を上っているときに前進ゾワっと鳥肌がたちっぱなしでした。

あと七五三でお宮参りした神社も熊野の神様の神社ということもあり、私にとってはとても親しみにある神社です。

この黒い菊花紋を見るとワクワクしちゃうのです。

さて、境内に入るとお社が横に4殿並んでいます(ちなみに境内は撮影NGなので写真はここまで)

参拝順があります。一番最初は正面の左から3番目の主祭神「家津御子大神(けつみこのおおかみ)」。またを「家都美御子大神(けつみみこのおおかみ)」、素戔嗚尊がお祀りされています。

次に左から2番目の「速玉大神(伊邪那岐大神)」、そして一番左の「夫須美大神(伊邪那美大神」)

です。最後は一番右、第4殿の天照大神。

ですが、昔はそういったお名前の前は、地元では古くから「熊野坐神社くまのにいますじんじゃ「熊野にいらっしゃる神」と呼ばれてました。



さて、最後は大齊原(おおゆのはら)です。熊野本宮大社から歩いて10分くらいほどのところの場所にある、明治22年までは熊野本宮大社はこちらの場所にお祀りされていました。洪水のため、現在の場所に、さきほどの4殿にお祀りされている神様が移ったそうです。

ちなみにコチラの鳥居は、日本で一番大きい鳥居とのことで、実際近くまでいってみると確かにデカいです(笑)。

そして鳥居をさらに奥に進むと杉木立の道が……。さらに進むと突き当たりの右手に、かつての熊野の神様をお祀りしていた場所があります。今は何もない広場ですが、かつての人々がこの地で祈りを捧げたと思うと感慨深いですね

ということで、1泊2日の熊野ツアー、無事終了です!

神仏習合の日本古代の信仰の祈りの場所、歴代の天皇や一般庶民までも魅了した熊野詣、機会があればぜひ訪れて自分の目で体感されてみてくださいね。


※お写真、参加者様から一部お借りしたものもあります。ありがとうございました。

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