60年に一度の丑年・丑月・丑日・丑刻参り@貴船神社

みなさん、丑の刻(うしのこく)参りというと、どんなイメージですか?

丑三つ時の暗闇の中、白装束にろうそくを額に巻き、木に五寸釘でわら人形を打つ、、そんなイメージでしょうか、、かくいう私もそんなイメージを持つひとりでした。


しかし、本来の意味は全く逆で、心願成就の祈りの参拝だったようです。


その由来ですが、、


遙か昔、丑の年、丑の月、丑の日、丑の刻に貴船大神が天下万民救済のために、仏国童子(牛鬼)を儒者として貴船山中腹の鏡岩に降臨したことが由来のようです。そのため貴船神社は丑の刻参りで有名な神社として知られることになります。


ではなぜ、それが怨念の象徴事のように変化したのか、、、


『平家物語』の中に収録されている「剣巻(つるぎのまき)」には「宇治の橘姫」についての記述があり、そこには男に裏切られ、恨みをいただく橘姫が7日間貴船神社にこもり、「貴船大明神よ、私を鬼神に変えてください。殺したい女がいるのです。」と祈りました。哀れに思った貴船明神は、「鬼になりたければ、姿を変えて、宇治川に21日間浸かりなさい。」と告げ、そのお告げ通り、21日間宇治川に浸かり、鬼に変わったとか。


この話が謡曲(能)の「鉄輪(かなわ)」の内容のモデルになったことからのようです。

ちなみに鉄輪の内容はというと、、前夫に捨てられた女がその夫と新しい妻を呪い殺そうとした際、

安倍晴明の助言によって、その矛先をわら人形に向けた、、というような内容。


参考ブログ https://www.kyotoside.jp/entry/20210804

参考ブログ https://www.cyber-world.jp.net/kibunejinjya-gyuuki/



さて、そんな恐ろしいお話は横においておき、、


今回は心願成就のほうで訪れたので、真逆の目的です。

この日はお昼過ぎに満月を迎えることもあり、すでに夜空には煌々と光るお月様の姿が、、


場所は貴船神社奥宮。当然だ~れもおらず、私たちだけ。



ちなみに貴船神社の奥宮のご祭神は「高龗神(たかおかみのかみ)」。水を司る神様で、昔は雨乞いなどの神様として信仰される神様です。

そのせいか、境内は本当にクリアでスッキリとした空気感と、月明かりのもと、本当に神秘的でした。

このしかもは12月らしく、寒波も押し寄せ、あたり一面雪景色。


そんな中、先達してくれた山伏さんの読経の声と鈴の音が響き渡り、全く違う空間のように感じました。60年に一度という、次回はきっと生きていないであろう(笑)日に、参拝できたことに感謝!




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